スプレッドと手数料の違いを理解しよう
スプレッドと手数料の違いを理解しよう
スプレッドと手数料は、FXやCFDなどのトレードで発生するコストの2大要素ですが、それぞれ性質が異なります。以下にわかりやすく説明します。
✅ スプレッドとは?
スプレッドとは、通貨の買値(Ask)と売値(Bid)の差のことです。これは実質的な「隠れた手数料」とも言えます。
- 例:USD/JPYの買値が「110.20」、売値が「110.18」だとすると
→ スプレッドは「0.02円(2pips)」
この差分が、ブローカー(業者)の利益となります。
📌 特徴:
- 取引のたびに自動的に発生
- 相場の状況や時間帯で変動する
- 「スプレッドが狭い」=コストが安い
✅ 手数料とは?
手数料は、取引ごとに明確に課される固定または変動の料金です。
一部のブローカー(特にECN口座など)では、低スプレッド+手数料という形をとります。
- 例:「1ロットあたり片道3ドル」のように表示される
📌 特徴:
- 明確に料金として表示される
- ECN方式などではよく使われる
- 手数料がある代わりにスプレッドが非常に狭いことが多い
✅ 違いをまとめると…
項目 | スプレッド | 手数料 |
---|---|---|
課金方法 | 売買価格の差で自動的に差し引かれる | 取引ごとに明示的に課金される |
変動性 | 市場状況により変動する | 一定(またはブローカー設定による) |
表示方法 | チャート上の価格差に内包 | 取引明細などで明示される |
使われる口座 | STP口座など | ECN口座など |
✅ どちらが有利か?
初心者や中長期取引には「スプレッドのみ」のシンプルな口座がわかりやすい
**短期売買(スキャルピングなど)**には「狭いスプレッド+明確な手数料(ECN)」が有利